みなさんこんばんは、志賀美穂です。
5月1日、八十八夜もあっという間に過ぎ去って夏も近づく季節になってきましたね。
ゴールデンウィークから続く連休も今日で一段落。みなさまいかがお過ごしでしたか?
今日わたしは、小学生と一緒に「写ルンです」を使ってワークショップをしてきました〜
参加者の子供達には事前にカメラを渡し、各自好きなように撮影してもらいました。
(現像とプリントはもちろんmonogramにて。)
さて、一体何が写ってルンでしょう??
「初めてフィルムカメラを使った!」という子供たち。みんなネガに興味津々。
まずはネガを光に当てて「本当に写ってるー!!」と大騒ぎ。
この盛り上がり、まさに写ルンですパワー!
さて、今回のワークショップの最終目標は子供達が撮影した27枚の写真の中から、
お気に入りの1枚を選び、その写真について感じたことや考えたことを作文にすることです。
【作文にするための準備段階。みんな大切なメモを作成中】
そんな中、家族旅行で広島に行っていた彼から、
「お母さんのデジカメが電池切れしちゃって、ぼくが記念写真を撮ってあげたんだよ。」
なんてエピソードが聞こえてきました。充電を気にせずに撮影できるのも写ルンですの魅力ですね〜
こちらの彼は、写真を並べてじっくり観察。実は、2枚とも彼自身が写っている家族写真です。
「なんで2枚連続して撮影したんだろう?」
すると、隣りに座っていた男の子が言いました。
「きっと撮れてるか心配でもう一枚とったんだよ!」
2枚連続で撮ったことを見返して観察したからこそ気づいたこと。
それは家族の記念写真を絶対にちゃんと撮りたいっていうお父さんの思い。
こういうことに気づけることもフィルムならではの魅力なんじゃないかなぁと私は思います。
だって、デジタルだったら、「いいほう」を残して他は「削除!」がふつうでしょう。
それはそれで便利だけど、
でもそれじゃあ「お父さんの優しさ」に気づけなかったかも。
「無駄だ」と思っていた写真にも魅力がある。
あとで見返してみると、そこには撮ったときの思いが隠されている。
だからやっぱり写真は紙で残していたほうがいいのかもしれません。
あとで見返すと、気づく「気持ち」もあるんですから。
しかしやっぱり子供は反応がはやい!
わたしは子供達の優しさにふれてなんだかとっても満たされた気持ちになりました!
子供達と写真の活動はこれからも続けて行きたいです。
おしまい。