こんにちは、スタッフタカハシです。
さて今回は前回の続きでカメラのちょっとした機能をご紹介 Part2です。
さっそくいきましょう。
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タイム機能絞り優先の「Av」、シャッタースピード優先の「Tv」などに並んでシャッターダイアルに「T(タイム)」
というモードがあるカメラがあります。(Nikonの一眼レフやMamiyaのRZなど)
画像は「Nikon F3」のシャッターダイアル。
シャッターを押している間はシャッターが開きっぱなしになるのは「B(バルブ)」ですが、
「T(タイム)」は一度押すと指を離しても開きっぱなしになり、シャッターダイアルを動かすと
シャッターが元に戻ります。
通常、星を撮ったり夜景を撮ったりするときに使うバルブはブレを防ぐためにもレリーズが
必要なのですが、この機能があればレリーズが無くてもブレを抑えることができます。
・シンクロ接点
一眼レフのカメラにはてっぺんの部分に、フラッシュを付けられるように溝が付いているものや、
フラッシュを繋ぐための穴のようなものが空いているものがあります。
そのようなフラッシュを接続するための接点をシンクロ接点(X接点)と呼びます。
フラッシュの光るタイミングとカメラのシャッターを同調させなくてはいけないため、
カメラによってはシャッターダイアルに「X」の文字があり、ストロボ用のシャッタースピードになります。
画像は先ほどと同じ「Nikon F3」のシャッターダイアル、「X」にすると1/80に。
また、昔はフラッシュにも電球の違いなどがあり接点の種類を変えられるものもあります。
「OLYMPUS OM-1」はX接点以外にFP接点という接点に切り替えできるようになっています。
・絞り込みレバーと被写界深度目盛
絞り込みレバーはその名の通り、レバーを動かすとレンズの絞りが動き、設定した絞り値で
どこまでピントが合うかファインダー越しに確認することができます。
被写界深度目盛はレンズのピントと絞りの間に付いている絞り値の書いてある目盛で、
ピントの合う距離が何m〜何mまでかを確認することができます。
赤線の横にあるヒゲのような線がこのカメラの被写界深度目盛。
画像の場合、絞り11でピント3mのとき2m〜6mまでの距離にピントが合うことがわかります。
どちらも詳細なピントの合う幅を測るのに使用でき、深度目盛はピントが合う幅が上から見て大雑把に
パッとわかるので、厳密ではなくとりあえずピントが合えばいいスナップなどに活用できます。
と、カメラに共通しうるちょっとした機能としてはこんなところでしょうか。
さて2回に渡ってお送りしたちょっとしたカメラの機能、ちょっとした知識になったでしょうか。
知らなくても困らない機能ではありますが、知ってるともしかしたら役に立つときがあるかも。
頭の片隅にでも残しておくといいのではないでしょうか。
分かる限りお答えいたします!