こんにちは!先日、第4回「FILMS by monogram」に参加したタナカです。
「FILMS by monogram」が始まり、参加してみて、
フィルム好きがこんなにたくさんいるんだ ということを再認識しました。
それだけで、心強い。
いや、正直、私はフィルム!絶対フィルム!というわけではありません。
フィルムカメラが小さい頃から身近だったことや、
ものが好きな私は、道具としてのフィルムカメラが好きだったり、
フィルムをカチャカチャ入れ替える感じが好きだったり、
現像してようやく初めて見れる写真にわくわくする感覚は、今でもあります。
フィルムカメラで撮った写真は、その1枚を見れば色々を思い出せます。
あとはデジタルカメラを持っていないんです。
そんなにカメラがあっても使いきれないなぁというくらいの気持ちで、買い足していません。
スマートフォンでは撮ります。あとポケデジ! それくらいです。
実は、私の幼少期からの友達にも、今フィルムで写真を撮っている人がいます。
(友達がフィルムカメラで撮った写真)
その子は10代の頃からずっと新しいもの好きで、デジカメを使い始めたのも早く、
「デジタルっ子」というイメージだったのですが、
おじいさまから譲り受けたフィルムカメラを使い始めたのがきっかけで、
今ではすっかりフィルムで撮るようになったそうです。
撮り終わるとお店にも来てくれるので、「写真を撮ると会える」ようにもなりました笑
彼女は、洋服を作る仕事をしています。
お仕事の写真はデジタルで撮って、
家族やお花、日々のスナップなどはフィルムカメラで撮っているそうです。
(友達がフィルムカメラで撮った写真)
「なんで変えてるの?」
と聞くと、
(友達がデジタルカメラで撮った写真)
「メモ代わりに撮ったり、ブックとして作品をiPhoneやiPadに入れて持ち歩いたり、
人と共有する用に使うのがデジタル。
仕事以外にも例えば、今年はこの花がこんな風に咲いたとか。後でこの花の名前調べようとか。
本当に画像メモとしての意味合いが大きいかも。」
(友達がフィルムカメラで撮った写真)
「フィルムは、本当に見たときの空気感に近いから、仕事以外のときに使ってる。
取り壊す前の家とか、うちのおじいちゃん、おばあちゃんを撮ったり、お花を撮ったり。
“綺麗だな”という場面や光に出逢ったときに、フィルムで撮ってる。
1枚の絵のように見て撮っている感覚があるなぁ。」
とのこと。
私も、デジタルとフィルムのことを、「FILMS」に参加するときに少し考えていました。
デジタルは物としての質量がないので、
インターネット上で、どこでも誰とでも共有するのに便利なもの。
フィルムで撮る写真、紙になった写真は、手元で見る。作品として飾る。
私はそういう使い分けをしているなぁと。
私にとって「愛しい」と思うのは紙になっている写真です。
でも、携帯に送られてくる友達の子供の写真を見てはデレデレしたり、
同じ時間に共有した夕焼け空を見て、愛しいと思うことももちろんたくさんあります。
「便利」な使い方は、人それぞれにあるように、
カメラそれぞれにも、それぞれの便利な使い方があります。
私は、その中でも「はい」と、手渡しできる写真が好きなんです。
プレゼントや手紙みたいで。
私にとっては、便利さ以外の部分が大きいみたいです。
そういうことを改めて考えるようになったのも、
皆さんとmonogramでお話しするようになったからです。
話していくことで、いろいろと自分の考えも生まれてくるんですね。
こんなことを書くようになるなんて、思ってもみなかった。
「FILMS by monogram」は、写真について考えるきっかけになると思います。
私にとってフィルムって何?なんでフィルム?
気に入っている写真を人に見てもらいたい。話したい。
という方も少なくないと思います。
一緒に考えましょう!きっと答えはないから!!ふふ
そして、「FILMS by monogram」第5期生の募集が始まりました!
FILMS by monogramを、始めたきっかけのお話
これも併せて、ぜひ読んでいただけるとうれしいです♪