こんにちは、スタッフタカハシです。
前回大まかなフィルム装填の流れを説明しましたが、
今回は細かく画像を見せながら説明していこうと思います。
まずは各場所の名称について。
【1】巻き戻しクランク:フィルムを巻き戻すのに使う部分。
【2】シャッター幕:大事な部分なので汚したり触ったりしないよう注意。
【3】巻き上げレバー:フィルムを巻き上げるためのレバー
【4】ギア:フィルムを送る補助に使う突起部。
【5】スプール:フィルムを巻き付ける軸のこと。
まず巻き戻しクランクを上に引っぱり裏蓋をあけます。
(※上がらない様、ロックがかかっているものもあります。画像のカメラの場合は、
丸印の部分を手前にスライドしながらクランクを持ち上げます。)
フィルムを入れたら上げたクランクを戻しフィルムを固定します。
フィルムを少し引き出し、スプールの隙間にフィルムの先端を入るところまで差し込みます。
そのまま巻き上げレバーを数回回し空シャッターを切り、スプールにフィルムを巻き付けます。
そのときフィルムのパーフォレーション(フィルムの四角い穴)にギアがはまっていることを確認します。
(※NATURAなどオートのカメラには丸印のような「スタートマーク」と呼ばれる印があり、
フィルムの先端をこの印まで出して蓋を閉めれば自動的に1枚目まで巻き上げてくれます。)
パーフォレーションがギアにはまっている、フィルムがスプールに巻き付いている、
そのことが確認出来たら裏蓋を閉めます。
そのあと空シャッターをフィルムカウンターが「1」になるまで切るのですが、
ここで空シャッターを切る際に見てほしいところが巻き戻しクランクです。
フィルムがスプール側に送られるのと連動してクランクが反時計回りに回っていることを確認します。
巻き上げの際、少し手応えがあり、クランクが回っていれば無事フィルムが
装填されている状態となり、準備完了。
思う存分撮影しましょう。
以上が、フィルム装填までの詳しい流れです。
スプールの構造などカメラによって多少違うとこもあったりしますが、
特殊なものを除き、基本的にマニュアルカメラのフィルムの入れ方は変わりません。
初めてや久しぶりだとなかなかうまくスムーズにはいかないとは思いますが、
数をこなすことで慣れていくのでたくさん撮ることが近道だと思います。
さて、次回は撮影中、撮影後についての注意点などの内容でお送りしたいと思います。
カメラの使い方や写真についての疑問などありましたら、