新年明けましておめでとうございます。スタッフシガです。
気がつけばあっという間に2014年に突入していました。
今回は年始特別号「スタッフと話そう!」です!もうゲストはお分かりの方が多いでしょう!
今回のゲストは店長アズマです。(会話の中では尚代さん)
シガ〉尚代さんは「忘れられない写真」はありますか?
アズマ〉あります。2つ。
1つめは、まだ東京に出てくる前に知り合いの方からチケットをもらって観に行った
星野道夫さんの写真。けっこう前のことやからその写真自体がどんなんやったかは
もう薄れているけれど、写真の前で号泣したことをすごく覚えてる。
そのときの衝撃は今でも忘れられない。それが自分の「写真」の転機やったと思う。
2つめは去年出会った、自分が好きな「自分の写真」。
シガ〉差し支えなければその2つめの写真についても教えて下さい!どんな写真なんだろう…
アズマ〉うちのスタッフが撮ってくれた写真なんやけど。
その写真を見て「自分ってこんな顔してるんや」って知った。
それは会社やお店でずーーっと一緒にいて、もしかしたら家族より多くの時間を
共にしていて、仕事の話とかたくさんして、笑ったり悩んだりももちろんあって、
だからこそ撮れる写真なんやなって。
自分にとっては一緒にいることがなにより大事なんやと思う。出会ってからの時間とかね。
シガちゃんがいつも言ってくれるように、写真は撮るだけじゃなくて、写るのも大事。
シガ〉その人との間柄は写そうとしなくても見た人には感じられるものですね。
写真はやっぱりコミュニケーションなのかな〜。
さて、昨年一番印象に残っていることがお客様からmonogramのキャラ設定について
聞かれたことです。しかも1回や2回ではなく…
あるお客様は「ここのお店のスタッフは一人一人が漫画の登場人物みたいだね」と
言ってくださいました。きっとその漫画を書いているのは尚代さんですね。
アズマ〉あはは!漫画の登場人物かぁ!なんかいいね。私はうちのスタッフたちのことを
「劇団シガ」って呼んでるけど。
お店の扉を開けて一歩入った瞬間にお客様が幸せになれるのが理想。
シガ〉本当にそうですね。尚代さんが意図的にキャラ設定をしてるとは思わないけど、
居場所があるって思えることは働かせていただいてる私たちにとってもすごくありがたい
ことです。尚代さんにとって写真屋「monogram」はどんなお店ですか?
アズマ〉答えになってないかもしれないけど、うちのお店を利用してくださるみなさんが
思うmonogramが『monogram』なんじゃないかな。
何よりうちのお店は働いてくれているスタッフによってやることが変わっていくから、
固まってる器がないというか。
『monogram』はこういうお店って自分たちで決めつけなくていいよね。適材適所、
スタッフ一人一人の良いところを出していきたい。長く働いてくれるスタッフが増えて
今の『monogram』っていうお店があるんやと思う。
シガ〉そうですね。monogramではスタッフ同士が協力すればなんとかなる!ってことも
あって、そうゆうところが私は好きです。もちろん出来ないこともたくさんあって、
それは機械とかシステムの問題もあるけれど、その都度スタッフみんなで知恵を出し合って
いければいいなって。
アズマ〉うん、そうやね。いつも思うのは、目の前に居てくれる人のために働きたいってこと。
お店にいる時はスタッフのため、そして、うちのお店を利用してくださるお客様のために
働きたいです。
私もシガちゃんへ質問していいんよね?「シガちゃんにとって写真とは?」
シガ〉写真に関わらずなんですけど、生きているから全てが始まるって思っちゃう。
ただ、今生きていて生かされているから写真があって、それはそれ以上でもそれ以下でも
ないんです。「今日も写真を撮れたな、あー生きていて良かった」って思う。
そうゆう存在です。この考え方よくないと思うんですけどね、毎瞬思ってます。
これが「地に足着いていない」と言われる所以だと自覚しております。
では私も同じ質問をいいですか?「尚代さんにとって写真とは?」
アズマ〉私にとって写真は『写真』でしかなくて、他の何かに置き換えられない存在やなあ。
シガちゃんの考えにも共感できる。「地に足着いていない」仲間やね。
シガ〉今回は新春特大号なので、高橋くんとゆみさんからも質問をどうぞー!
タカハシ〉尚代さんが写真を始めたきっかけはなんですか?
アズマ〉小学生のころから「写ルンです」とかは使っていて写真を撮るのは好きやったけど、
16歳で写真屋さんで働き始めて、写真がドドドドって生活の中に入ってきて。
20歳で東京に来てから写真家さんとお会いする機会が増えて、自然な流れで
自分でも撮り始めたかな。なんか当たり前のように。
タナカ〉尚代さんはいつも何のフィルムを使っていましたっけ?
アズマ〉35mmフィルムは「NATURA1600」。世界がザラツイて見えるので感度の高い
フィルムを使います。
ブローニーフィルムは「PRO400」。ブローニーを使う時は35mmのときより気持ちが
クリアになるので癖のないフィルムがいいなと思って選んでいます。
シガ〉それでは最後に尚代さんから一言お願いします!
アズマ〉始めたことを続けていくのはなんでも難しいけれど、自分は写真を撮り続けていて
幸せやなあと思うことがあるからこれからも撮ります。
そして、みなさんが撮り続けるお手伝いを、monogramで続けていきます。
2014年もこのメンバーで頑張りますよー!みなさまよろしくお願いします。