「写真って目で見たように写らないじゃん」
と言われることがあって
そうゆう時はきまって、
「目で見た世界しか写せないなんてつまんないな」
と、私は思います。
よく耳にする「写真」という漢字についての話(真実を写す?)や
記録装置としての写真の力は大きくうなずけるけれども、
カメラと目は違うじゃないですか。
一番の違いはレンズの数。
ひとつのレンズで物を見るからこそ
ピントを合わせたりぼかしたりできるわけで、
目で見たものに近づけるのもよし、
そうでない部分に大きな光をあてるもよし。
写真に限らず、想像をとびこえるような作品に出会いたいです。
先日、ベトナムへ出かけていたことは
前回のブログでお話しました。
撮ってから現像するまでかなり時間をあけてしまったのですが、
久しぶりにみた写真の中のベトナムは
実際に目で見た風景よりも
私のイメージの中のその場所に近く感じました。
たまに目で見た色味に近づける方がむしろ不自然に感じることがあります。
カメラにモノクロフィルムを入れたとたん
シャッターを切ったものは全部モノクロームの世界になるし
400Hを装着すれば、目の前には青い世界が広がってくるから。
スタッフシガ
今なら春のフィルムキャンペーンがお得です。