● 【シガmemo】はじめての写真

昨年の春、ちょうど桜が散ったうららかな日、私は、はじめての写真を手にした。

それは一枚のエコー写真。自分の身体の中に芽生えた命の写真だった。

写真に写った小さな粒を見て「真珠みたいやな〜。」と夫は言った。

私たちの真珠はその後も順調に分裂を繰り返し、写真を撮るごとに人間らしくなった。

 

 

あるとき胎動というものを感じるまで、私と子どもをつなぐものは、

病院の先生が撮影するペラペラの感熱紙に焼かれたエコー写真だったように思う。

まだ見ることも触ることも、感じることさえできない命が、

この世に存在していることを、私は写真によって知ることとなった。

 

 

これまで考えもしなかったけれど、

私も家族も友達も、道ですれ違う知らない人たちもみんな、

はじまりは、あの小さな真珠だったと思うと、なんとも不思議な気持ちになる。

 

 

 

さいきん里帰りを終え、自宅でゆるやかな3人暮らしがはじまった。

 

このまえ娘を揺らしながら「ねんねんころりよ、おころりよ〜」と無意識に歌っていた。

「子守唄が古い」と途端に可笑しさがこみ上げてくる。

 

他の子守唄を歌おうにもレパートリーがないので、

仕方なくロックバージョン、ジャズバージョン、オペラ調などアレンジしてやり過ごしている。

 

あの歌は、母が私に歌ってくれたものだろうか。

もしかしたら祖母も母に歌っていたかもしれないなぁ。そう想像すると少し胸が熱くなった。

 

 



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