● 【シガmemo】のメモ。

モンパルナス駅から静かな住宅街を抜け「この場所で合ってる?」と思いながらドアをあける。
温かい笑顔と「ボンジュール」が聞こえたら、
そこは間違いなく、アンリ=カルティエ=ブレッソン財団の美術館です。


アンリ=カルティエ=ブレッソンの写真ってどんな写真?


天才的なスナップ写真やパリの町に生きる少しお茶目な人々、
恋人たちのポートレートの数々がみなさんの頭の中にも浮かんでますか?


そうそう、私も「あの写真!」や「この写真!」を思い浮かべて、この美術館を訪れました。


しかし、今まで持っていたイメージが粉々に崩れるような鋭さを、
ある一冊の写真集から感じて、かつて木村伊兵衛がそうであったような、
これぞまさに私の「ブレッションショック」でありました。


不真面目な私でも、名高いブレッソン先生の写真集はいくらか目を通してきたつもりでしたが、
初めて見る表紙!それもそのはず、日本では発売されていない写真集がドサドサありました。



自分の身の回りにある全てのものは、自分以外の誰かによって
既に選ばれたものに過ぎないよな〜と頭の片隅に留めておきたい。





東京に戻って、改めて彼の写真集を見返す夏休みを、
本人のエッセイや関連本をさがす読書の秋を、
寒さに負けてドキュメンタリームービーに走る出不精の冬を過ごしていました。


一度行動に移したら新たな疑問が生まれてくる。
知りたいことは次々に見たいものに変わっていって、
そうやって世界は手探りで広がっていくものだなぁと思います。


そして最近、ふいにこんな自分のメモを見つけたんです。


見えるものしか見ようとしない若者が多いが、
見えているのはごく一部に過ぎない。
見えないものを見る力を養って欲しい。

ラインホルトチュクセン教授


ラインホルトチュクセン教授の言葉は、以前に読んだ「森の力 植物生態学者の理論と実践(宮脇 昭著)」
の中で引用されていた言葉です。(とっても面白いのでご興味のある方はぜひ)



「見えないものを見る力はどうやって養うの?」
昔々に抱いた疑問に、思いがけずブレッソン先生が答えをくれました。


それは「好奇心」を持ち続けること。
自分の「もっと知りたい!」「もっと見たい!」を叶えてあげることだと思う。



感覚に素直になれたなら、「見えていない世界」にいつぞ出会えるやも知れません。





それにしても、写真って面白いですよね〜。
見えているものが写っているはずなのに、いつの間にか見えない何かを
写真という一枚の紙の中に見ようとしていませんか?




おしまい。


記事ここまで



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